震災復興にかける、ダイムラーの行動力。

ソーシャルイノベーション研究会 著 

1,100円

  • 全て税込み表示です

大変申し訳ございません、在庫切れもしくは完売・絶版となっております。

内容紹介

ソーシャルイノベーション最前線シリーズは、
社会課題の解決を目指し、
企業や団体が日本財団と協働した行動の記録です。
第二弾は、ダイムラーグループが東日本大震災復興支援として
日本財団のコーディネートで始めた、
次世代リーダー育成プロジェクトを取り上げます。
東北の復興と創造を志すビジネスリーダーを育てることで、
新しい地域産業とその担い手を生み出そうとする取り組みです。


第1章 ドイツから届いた大きな贈り物
東日本大震災を受けて迅速に支援を決定したダイムラー
巨額の寄付金と50台の作業用車両を被災地へ贈る。

発災直後に動き出した二大支援/支援金寄贈先の決め手になった「使途の明確さ」/
車両提供にたちはだかった5センチの問題/特殊車両の運転をドイツでトレーニング/
2年間限定で下りた車両の走行許可/ガレキ処理に力を発揮したダイムラーの支援車両/
支援物資を運び半年で1万キロを走破/塩害で立ち枯れた木の処理にも車両が活躍

[コラム]地域とともに立ち上がった東北ふそう仙南支店

第2章 巨額な支援金を真に“活かす”
目先の支援ではなく、東北の復興・創造を志す
リーダー育成に向けて三者スクラムを組む。

震災前からの社会課題を踏まえた中長期的支援のあり方/
グロービス経営大学院の堀学長が下した決断/
「人づくり」を支援するプロジェクトの始まり/
社会変革に本気で取り組むグロービスとの共鳴/
奨学金とスタート資金の給付で東北の復興をサポート/
奨学金給付のポイントは「思い」と「ポテンシャル」/
公開プレゼンで「巻き込む力」を評価/ドイツの文化と共通していたリーダー育成観

[鼎談]私たちがダイムラーから受け取ったもの
支援を受けた起業家、奨学生が見据える復興と創造
ダイムラーから受けた支援はどう活かされていくのか。

想定の3倍の学生が殺到したグロービス仙台校/「志」を大切にするビジネススクール/
東北での社会起業を超実践的に学ぶプログラム/東北を日本の課題解決の先行事例に

第3章 芽吹き始めた新しいビジネス
支援を受けて走り出した新事業は
地域にどんな影響をもたらしつつあるのか。

●スタートアップ支援事業 ケース1:愛さんさん宅食株式会社
体調などに合わせて食事を高齢者に配達/障害のあるスタッフが得る「生きがいと自信」/
多くの「ありがとう」のため、経営者の道へ/起業の原体験となった母の介護/
社会的弱者の努力が報われる社会を目指して

●スタートアップ支援事業 ケース2:株式会社セッショナブル
復興進む女川に生まれたギター工房/気仙大工の技術で高品質の音を実現/
弾き比べをした動画がギターファンの間で評判に/「生産者が潤う仕組み」をギター工房で作る/
官民一体でまちづくりを進める女川に共感/ギター作りで街に音楽文化を創造する

●スタートアップ事業一覧
株式会社夜明け市場/株式会社マテリアル・コンセプト/愛さんさん宅食株式会社/
農業生産法人株式会社GRA/株式会社アイローカル/
株式会社フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング/株式会社セッショナブル/
NPO法人チームふくしま/NPO法人アスヘノキボウ/NPO法人ボランティアインフォ/
NPO法人HAY(ヘイ)/合同会社fluir(フルイール)/
障害者就労支援事業所manabi(マナビ)/一般社団法人りぷらす

[メッセージ]東北と私たちの未来を創る契機に
三菱ふそうトラック・バス株式会社
アルバート・キルヒマン代表取締役会長メッセージ

第4章 社会を変える、企業も変わる
社会起業家との交流を通じて、変革を期すダイムラー。

若手起業家との出会いでイノベーティブな風を/白熱するスピーカーとの質疑応答/
起業家たちがボーダーを越えることができた理由/深夜にまで及んだ真剣勝負の一問一答/
未来のリーダーが研修で得た学び/イノベーションの支援が会社のイノベーションに

[コラム]ダイムラーの復興支援に見るソーシャルイノベーション
ソーシャルイノベーション研究者・大室悦賀の視点

[付録]東日本大震災復興支援 寄贈車両図鑑

商品詳細

発行元
日経BPコンサルティング
発行日
2016年12月13日
ISBN
9784864430654
ページ数
160
サイズ
4-6
原著者
ソーシャルイノベーション研究会