デジタル・ビッグバン驚異的IT進化のメカニズム

中村 重郎 著 

1,980円

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内容紹介

「十分に発達した技術は、魔法と区別できない」。~アーサー・C・クラークの第三法則から書き始まるこの書籍は、私たちが日常的に使っている魔法のような技術がどのように生み出されてきたのかを解説する。
例えばインターネットでは、URLやHTTPやHTMLといった技術は欠かせない存在になっているが、それを作った英国人科学者・ティム・バーナーズ・リー氏について知る人は少ない。
1990年11月、リー氏はWebの最初の1頁を書き、26後の2016年には60兆頁にも及ぶ情報がインターネットに上り、私たちはその情報にアクセスできるようになった。
情報量が爆発的に増えているのはインターネットばかりではない。ハードウェアの発達と普及により、数多くのデジタルデータが生まれ、それを処理するデジタル処理プロセスも発達している。この「ハードウェア・ビッグバン」と「デジタル・プロセス・ビッグバン」により、さらなるデジタル情報が生み出される。「データ・ビッグバン」である。
本書ではこの3つのビッグバンを「デジタル・ビッグバン」と定義し、そこで何が起こっているのかを解明している。

まえがき
第一章 バーナーズ・リーの叡智                                                                
第二章 デジタルとは何か             
第三章 デジタル・ビッグバン
★ビッグバンの構造 ★相互に依存する三つのビッグバン ★フォン・ノイマン型コンピュータの出現 ★アルゴリズムとコンピュータ  など
第四章 ハードウェア・ビッグバン 
★もうひとつのノーベル賞、集積回路 ★世界人口を超えるI型デジタルデバイス ★センサ進化が支えるユビキタスIoT ★ウェアラブル・デバイスは人工皮膚か など
第五章 ソフトウェアと情報通信
★通信とデジタルの関係 ★近距離用ワイヤレス通信の普及 など
第六章 デジタルプロセス・ビッグバン
★検索の時代-情報銀河を旅するグーグル宇宙船 ★人工知能-未来型ソフトウェアの時代 ★社会の奥深く浸透するアルゴリズム
★ソフトウェアがノーベル賞を受賞する日 など
第七章 データ・ビッグバン
★データ・ビッグバンのメカニズム ★データによって駆動される社会 ★健康・医療ビッグデータ ★パブリック・ビッグデータとプライベート・ビッグデータ ★プライベート・ビッグデータを子孫に残す など
第八章 ソフトウェア依存社会の到来
★ソフトウェア依存が招く新たな社会リスク ★ソフトウェア品質管理など
第九章 デジタル・ビッグバンが造る未来社会
★マーシャル・マクルーハンのメディア論 ★二クラス・ルーマンの社会システム論 ★ケビン・ケリーが予測する未来の人間行動 など 
あとがき

商品詳細

発行元
日経メディカル開発
発行日
2017年9月4日
ISBN
9784931400849
ページ数
276
サイズ
4-6
原著者
中村 重郎