戦後50年の日本社会を成長させてきたのは、ある一定の大学を出た男性、つまり同じような環境で育ち、物事を考える人々が効率よく生産性を上げ、日本を急速に伸ばしてきた。その試みはある意味成功し、日本は世界水準まで登り詰めたが、いま現在、多くのゆがみを抱えている。長引く不況のなかで、以前にも増して働く女性の力が必要とされており、また女性達も自分を磨く術を探しているのではないだろうか。本書では、今まで経済活動の中心にいなかった働く女性たちに向けて、女性経営者ならではの経営理念やビジネスの秘訣を分かりやすく解説する。「よりよく働くことは、よりよく生きることにつながる」この哲学を踏まえて組織改革に乗り出した著者の目に移ったのは、社会人でありながら、それにあるまじき行動パターンと思考回路を持つ「お子さま紳士」たちであった。組織で働く人であれば、誰もが心当たりのある、そんなお子さま紳士たちをいくつかのパターンに分けて、その生態を分析する。

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