未曾有の経営環境変化の中で、これからの日本企業はどこに指針を求めるべきか？　「顧客価値」の創造にこそカギがあると訴え、そのための具体的なシナリオを示したのが本書だ。日本ユニシスは、２００３年１１月に「顧客価値創造経営アドバイザリー・コミッティー」を組織した。同コミッティーのメンバーには，イトーヨーカ堂／セブン－イレブン・ジャパン会長兼ＣＥＯの鈴木敏文氏，ＮＴＴコミュニケーションズ社長の鈴木正誠氏、日本ケイデンス・デザイン・システムズ会長のグレン・Ｓ・フクシマ氏、東京大学教授の伊藤元重氏、慶應義塾大学教授の國領二郎氏など経済界，学界の実力者１１名が名を連ねる。同コミッティーは、徹底した議論を展開、その過程で「６つの視点」が浮かび上がった。第1章で、なぜ「価値」なのかを今日の企業を取り巻く厳しい経営環境の視点から解説。第２章で、「6つの視点」の具体的解説。第３章はコミッティーでの全体討議、個別討議の報告。第４章で、「価値組」未来企業への挑戦に向けたトータルな展望を提示してしめくくる。

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