芝浦工業大学2008-2009

日経BP企画  編 

1,257円

  • 全て税込み表示です

大変申し訳ございません、在庫切れもしくは完売・絶版となっております。

内容紹介

 工学は、社会のさまざまな問題を解決し、人と環境にやさしい技術を追究していく学問である。芝浦工業大学には、機械系、電気・情報系、物質系、建設系の2学部14学科があり、2008年にはこれに生命科学科が加わる。
 それぞれの学科が伝統的な専門分野の教育・研究を進めると同時に、環境、生体医工学、エネルギー、ロボット、防災などの分野で、工学系の学問を柱に、複数分野の知を統合してアプローチしていく学際的試みも開始されている。研究をさらに深め、新しい技術を生み出すために、大学院工学研究科が設置されているほか、工学と経営学の融合を学ぶ専門職大学院工学マネジメント研究科が開設され、注目を集めている。
 芝浦工業大学は07年、創立80周年を迎えた。1927年(昭和2年)、「我等の生活の中に科学の解け込んだ現代文化の諸相を教材とし、社会の一員たる個人に社会的活動の意義を体得させる特色ある教育を行ない、以って社会に貢献する」という実学志向の建学の理念を掲げて創立され、多くの有為な人材を育成してきた。卒業生は、「堅実に仕事ができる技術者」として高く評価され、戦後復興期、高度成長期、そして現在において、日本の工業の発展に貢献している。現在は、「人の心を思いやる工学」や「環境と資源保持を両立できる持続可能な社会の進歩」をめざした工学教育を標榜し、国際水準での学術研究の向上を図る。
 時代は創造性豊かな人材を求めている。新しい産業、技術を創造し、社会に貢献することで、人類の幸福に寄与できるのが、21世紀のエンジニア像である。
 本書の巻頭では、1927年(昭和2)の創立から現在に至る80年の歴史をグラビアで紹介。戦前、戦後から高度成長期、現在に至るまで、一貫して優秀な技術者の育成に力を注いできた、芝浦工業大学の歴史と伝統、実績を紹介する。
 トップ対談は、長友隆男理事長と、酒巻久キヤノン電子社長。卒業生である酒巻氏から、産業界から見た大学への研究、教育、人材育成への要望を伺うと共に、長友理事長からは芝浦工業大学の最新の大学改革の取り組みを伺う。
 Part1では、「技術者育成のものづくり教育」と題し、主として教育面を紹介。平田賢学長へのインタビューにより、工学部、システム工学部の教育内容を紹介する。そのほか、学生の自主的な活動や、学生活動への支援体制、教育の質の向上を目的としたJABEEへの取り組み、環境への取り組み、国際化・教育改革への取り組み、新分野への挑戦を紹介。最後に、活発な財務公開をする財務部を紹介し、芝浦工業大学の独自性を際立たせる。
 Part2では、「産学連携と先端研究」と題し、芝浦工業大学の産学連携に対する考え方を述べると共に、企業や地域との関係を深める知的財産本部の活動を、コーディネーターによる対談形式で紹介。具体的事例として、各分野から5名の教員にご登場願い、研究活動を詳細にリポート。後半は文部科学省からの助成などで構成されている先端工学研究機構の7つの研究センターを取材し、それぞれの先端研究を詳しく紹介する。
 Part3は、「就職支援と社会での活躍」と題し、「就職に強い大学」から「仕事に強い大学」へと変貌を遂げつつある芝浦工業大学の就職支援活動を紹介すると共に、社会で活躍している5人の卒業生にご登場いただき、芝浦工業大学の魅力や、現在の仕事にどう学生時代の学びが生かされているかなどを伺う。

商品詳細

発行元
日経BP企画
発行日
2007年10月25日
ISBN
9784861302985
ページ数
120
サイズ
B5変
原著者
日経BP企画